RAWとJPEGはどこまで違うのかを比較
RAWデータについて
一眼カメラで撮影する場合、私はRAWデータで撮影をしております。RAWデータですが、CANONのサイトには以下のように書かれています。
RAW画像とは、撮像素子の出力をそのまま記録した画像データです。撮影時にカメラ内部での画像処理は行わず、「RAW画像データ+撮影時の画像処理条件の情報」という特殊な形で記録されているため、画像を見たり編集するには専用のソフトウェアが必要です。
引用:【カメラ】RAW画像とは?https://faq.canon.jp/app/answers/detail/a_id/8879
RAWデータで撮影することでJPEGよりも多く色の情報が記録されているため、後で写真を明るく・暗く・色温度を変えたりする時に最適です。
今回はそんなRAWとJPEGがどこまで違うのか、両方の写真を明るくして検証してみました!
露光量をあげていく
今回は画像を明るくしていくことで、RAWとJPEGでどれほどノイズに差が出てくるのかといった形で検証していきたいと思います。
元の写真

今回はこちらの写真を使用します。このRAWデータを全く加工しないでJPEGにして、Lightroomで明るくしていきます。
露光量 +1.0

少しだけ明るくしてみました。この状態ではまだ差は全くありませんね。
露光量 +3.0

もう少し明るくしました。わかる人にはわかるのですかね・・・?私にはまだまだ違いがわかりません。+3.0まで明るくすることは滅多にありませんね。
露光量 +5.0

かなり差が出てきました!JPEGの方は流石に空が汚くなってきましたね。また地面ですがRAWの方は階調が滑らかな気がします。
拡大

こちらは露光量 +5.0のJPEGの中央部分を拡大したものです。

こちらはRAWデータです。こうやって比較してみると、JPEGの木の暗い部分が黒のままで、色の情報が残っていなさそうですね。RAWの同じ部分を見るとまだ明るくなっているため、階調に余裕がありそうです。
まとめ
もっと差が出ると思っていて「やっぱりRAWは撮った後でもかなり幅広く編集ができる!」とまとめたかったですが、JPEGが思いの外綺麗に明るくできて驚きました。もちろんこれがポートレート写真など人物の顔とかになるとノイズが気になりますが、観光や記念写真ならJPEGでも大丈夫そうです。
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